トラフグ低温養殖で8割超が雄 白子の収量大幅アップ(産経新聞)

 100グラム当たり天然で約1万円、養殖でも3千円前後するトラフグの白子(精巣)が、身近なものになるかもしれない。近畿大学水産研究所は13日、「低温での養殖で、トラフグの稚魚の80%以上を安定的に雄にする技術を確立した」と発表した。稚魚の雌雄が飼育環境で変化する性質を利用。常温飼育だと雌雄はほぼ半々のため、白子の収量が大幅アップし、低価格化が見込めるという。

 成功したのは同研究所富山実験場(富山県射水市)の澤田好史教授らの研究チーム。トラフグの雌雄は受精時にはまだ流動的で、孵化(ふか)後15〜79日の飼育水温によって確定することを突き止めた。

 研究チームが富山湾の水深100メートルからくみ上げた12〜17度の冷たい海洋深層水で、雌雄確定期を含む65〜105日にわたって稚魚を飼育したところ、平成20、21年の2年連続で80%以上の雄性化を実現した。

 雌雄が変わるメカニズムは未解明だが、澤田教授は「養殖白子の生産コストを20%程度下げられるだろう」と話す。

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<長崎漁船不明>家族から船体引き揚げ要望(毎日新聞)

 長崎・五島列島沖で行方不明となった底引き網漁船「第2山田丸」(113トン)について、第7管区海上保安本部(北九州市)などによる捜索は15日も引き続き実施されているが、新たな手がかりは見つかっていない。一方、行方不明者の家族から出ている船体引き揚げの要望について、関係者からは「実現にはかなりの費用がかかるのでは」と困難視する見方も出ている。

 昨年4月に同県平戸市沖で沈没した巻き網漁船「第11大栄丸」(135トン)が、5カ月後の9月に海底から引き揚げられた際の費用は約3億円。費用は、船主が加入していた船主責任保険と、船体を捜索後に漁礁化する国の補助事業を活用してねん出した。

 14日に現場付近の海底で確認された船影が第2山田丸だった場合、水深は約150メートル。水深約80メートルだった第11大栄丸の2倍近い深さとなる。さらに、東シナ海は冬季に荒天が多いため、作業は難航も予想される。

 大栄丸を引き揚げた「深田サルベージ建設」(本社・大阪市)の担当者は引き揚げの可能性について「調査しないと分からないが、潜水士は150メートルの深さまで潜れず、潜水艇で調査するしかない。費用も3億円より高くなる可能性はある」と語った。

 一方、第2山田丸の捜索態勢は、長崎海上保安部の巡視船4隻と航空機2機▽水産庁の漁業取締船5隻▽山田水産の漁業船10隻▽海上自衛隊航空機2機−−に加え、長崎県が取締船を1隻増やして3隻とした。【錦織祐一、蒲原明佳】

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